#レポート かくたみほ個展&トークイベント
東京、大阪、仙台、京都、名古屋、大分と巡回してきた写真家かくたみほさんの個展「mirror mirror」が徳島・uta no taneへ。(次は島根で最終だそうです)
2015年4月25日(土)〜5月10日(日)かくたみほ個展「mirror mirror」
“写真集のようなノート、ノートのような写真集”のNOTE BOOKシリーズの最新作「06 mirror mirror」に収録されている写真作品の一部を展示。逆に言えば、このNOTE BOOK 06が今回の展示の図録のようなもの。
フィンランドの水辺を撮影したものが中心。かくたみほさんの写真はキラキラとしたやわらかい光とやさしい雰囲気の色あいが特徴。
雑誌などの仕事の合間にライフワークとして何度もフィンランドを訪れているのだそう。この時は初夏の明るい季節。緯度が高いフィンランドの夏は、太陽はほとんど沈まない。夕焼け空が夜23時ごろに見えたり、朝3時にはすでに陽が昇っていたり。
展示している作品はぜんぶ正方形。これはトリミングしているのではなくて、もともと正方形で撮影できるハッセルブラッドという中判カメラを使用しているから。すべてがフィルム写真。かくたさんご自身でプリントされています。
NOTE BOOKシリーズ、写真集、ポストカードなども販売。
(展示してある写真作品も販売しています。)
初日。かくたさんは広島でのお仕事を済ましてから、遠く四国のuta no taneまでやってきてくださいました。15時ごろに徳島に到着し、閉店後の18時からはギャラリートークを開催。かくたみほさんご本人から作品の背景にある出来事などを伺えました。
ひととおり展示作品についてお話を聞いたあとは、参加者のみなさんとの交流も。みなさんそれぞれ、再度作品を見入ったり、買い物してサインをしてもらったり、写真好きな方は写真やカメラについてお話したり。
雑誌の仕事などで大忙しのかくたみほさん。次は沖縄に出張とのことで、その日のうちに東京へと帰宅。本当にハードスケジュールのなか、徳島へ立ち寄ってくださって、ありがとうございました!
展示のお願いにと初めてお会いしたのが昨年の秋ごろ。
待ち合わせて会うとかどきどきしたけれど、かくたさんの笑顔にすぐに緊張もほぐれた。気取らない柔らかな人柄で、ずっとにこにこと笑顔で接してくださった。やっぱり、会うと作品がもっと好きになる。作品のことがもっと興味深くなる。
かくたさん在廊時にお会いできたお客さまも、そう感じてくれたでしょうか。