toggle
2017-04-26

#レポート ウチダゴウ朗読会

3年ぶりのウチダゴウさんの展示、朗読会。3回目になる。

3回目にして参加者が一番少ない会になってしまったけれど、間違いなく今までで一番良い朗読会だった。

ここ数年、毎年のように訪れているというスコットランドでの旅のエピソードを話したあと、そこで生まれた詩を詠むまでの少しの沈黙の間に、わたしたちは異国の地へと降り立つ準備をしているかのよう。ゆっくりと詠み上げられていく詩は、すっと内へと入ってきて、その世界に引き込まれていく。間と声と余韻が、心地よく沁みてくる。

「ピアノの独奏会を聴いているようだった」と、お客様が言ってくださった。

まさにそんな時間だったと思う。

 

体感してもらえていないと、なかなか説明がしにくいことではあるのだけれど。
3年の月日の間に、朗読のなかにもウチダゴウの「してきなしごと」の世界を確立させたのだと思った。

 

また次に出会うウチダゴウさんの詩の朗読は、どんな時間になるのか、どんな旅になるのか、とても楽しみだ。

関連記事