2017-12-14
2017.12.14 thu おさびし山雑貨店の冬 5日目
初めてクラフトフェアで大島奈王さんの出店ブースを覗いたときも、こんな風に蚤の市のようだった。
陶器の作家さんだとうつわのひとつひとつをゆったりと見せて展示することが多いけれど、まったくそうではなかった。花器や動物のオブジェやうつわやブローチという多種多様な作品が「ぎゅっと」詰め込まれ、雑多とも言える机の上を覗き込む。いろいろな小さなものに目移りしながら「これだ」と気になるものを見つけて手に取る瞬間、それはまるで宝探しをしているかのようにわくわくしたのだった。
「蚤の市のような空間にしたい」
と、今回の展示の打ち合わせでも、大島奈王さんと郷間夢野さんは話してくれていました。
壁面に飾った古道具と水彩画。古道具の隙間から佇む陶器のオブジェ。
絵画も陶器作品も古道具も分け隔てなく一緒になって展示された様子はまさに蚤の市。
絵を見るひと、スプーンを手にする人、動物の花器に微笑む人、ブローチを合わせてみる人、陶のオカリナを吹いてみる人、なんだかよくわからない古い道具に首をかしげる人。やってくるお客様の様子も、蚤の市にいるかのようなのです。
◎ 写真は初日に撮影したものなのですでに売り切れている商品も写っている場合があります。ご了承ください。
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