toggle
2017-12-17

2017.12.17 sun おさびし山雑貨店の冬 7日目

どこか古道具のような空気を放つ大島奈王さんの陶作品。

動物たちも悠然とした様で、ただ置いておくだけでもその場がなんだか愛おしくなる雰囲気になるのだけれど、胴体に小さな穴がいくつか空いたこれら動物たちは実は楽器。「オカリナ」なのです。

これも、それも。

5つの穴をすべて塞いだまま吹き口から吹くと一番低い音。穴をすべて開けて吹くと一番高い音。決まった塞ぎ方に習って吹くと、音階になっています。

大島さんがオカリナをつくるようになったのは、定期的に滞在制作に赴くデンマークで、陶芸家のハンスに出会ったことから。美しいオカリナ作品を見つけた大島さんは、作り手であるハンスに会いに行くことに。当初はオカリナを買いに行く予定だったところが、ハンスと話をしているうちに弟子入りすることになったのだそう。

独自の美意識に囲まれたハンスの暮らしぶりやものづくりの様子は、大島さんと郷間さんが自主制作でまとめた写真集で窺うことができます。閲覧のみですが、ご自由にご覧ください。

オカリナの音色もぜひお試しください。

 

おさびし山雑貨店の冬
2017.12.09 – 12.24

関連記事