イケダユーコさんの個展は11日目を過ぎました。
店の入り口をはいってすぐに飾った大きな布。
ときどき風や人の気配で揺れる赤い点々たちがてとてもきれい。
この布は、昨年冬に兵庫県川西市の『ハマ・ノ・テlabo』さんで開いたイケダユーコさんの個展で展示されていたもの。
色や影が揺れている様子がとても良くて、今回も布の展示をお願いしたのでした。
今回の展示のためにあたらしく描いてくれた布の作品は3枚。
天井から吊るしているので、ご自由に触って開けてゆらゆらさせてみてください。
壁面に飾られた絵画作品を眺めるだけじゃなく、触って動かして眺める絵画作品があってもいいと思います。
吊るしたり、かぶせたり、ひらひらさせたり、包んだり、たたんだり、くるんだり…そんな風に日常のなかで使って楽しめる絵画作品もあればいいなと思います。
イケダユーコさんとそういう話をしながら、この風呂敷サイズの布の作品が出来上がりました。
実際には、布に直接描いた一点ものの絵画作品だし、一張羅のお洋服くらいのお値段はするので、日常的にごしごし使うのは気が引けてしまうだろうけれど、絵画に触れることや日常にアートを取り入れることが今までの価値観と違ったものになればいいなと思って。
布に描かれた絵の、ひらひらと変わってゆく表情を、ぜひこの機会に楽しんでみてください。
ひらひらさせている様子。
関西から観にきてくれたイケダユーコさんのご友人、ダンサー・振付師の高野裕子さんにモデルになってもらって撮影。