toggle
2018-06-01

#雑記 2018.06.01 fri | つづく

2018年5月31日。
大量の荷物も無事に運び出し、末広四丁目の店舗を後にしました。

6年間と少し、過ごした「スエヒロ商店街」。
近くに川が流れていて、散歩ができて、猫がいて、コンビニもスーパーも電気屋も食堂もある、いい場所だった。

2012年。あのころはレテンカさんがいて東雲さんがいてqugruさんがいて、その場所に仲間入りできることにすごくわくわくした。すごくわくわくして、「スエヒロ商店街」というフリーペーパーをつくって発行した。これが今のわたし(utanotane/KIGIPRESS)のすべてにつながっていたのだと思います。

実店舗閉店までのこの約2ヵ月のあいだ、いつものお客様も久しぶりのお客様も初めましてのお客様も遠く県外からも、本当にたくさんの方にありがたいお言葉を掛けていただいて、あらためてこの場所を持つことができてよかったのだと思えました。どれだけ感謝してもしきれないくらいの幸せな時間をいただきました。本当にありがとうございました。

片付けをしながら、何度も何度も「いい場所だったなあ」と思い返していました。たくさんの人と、たくさんの時間と、この場所があったから出会えたのだなあと。

utanotaneの活動はつづけていくつもりでの実店舗閉店という選択だったのだけど、場所がなくなったらふらりと会えなくなるし、できたこともできなくなるだろうし、もったいないことも悔しいこともあるかもしれないし、「店がなくなること」の当たり前の実感を営業終了間際になってようやく、気づかされていった気がします。

実店舗閉店が決まってから何度も足を運んでくれた方、少しでも長く店内で過ごしてくださった方、温かいお言葉を届けてくださった方、お花やお菓子を差し入れてくださった方、それ以外にもたくさんのおひとりおひとりとの時間、忘れないように。みなさまがいたから店をつづけてこられたし、次のステップへ進もうと思うこともできたし、きっとこれからもこの場所での時間と出会いが、またどこかへつなげてくれるのだと信じています。

忘れないように。

イケダユーコさんに描いてもらった「とじ絵箱」

utanotaneを描いてもらったらこんな感じになりました。楽しそうで嬉しい。

ここでの想いをそっと箱にとじて。ときどき開けて、眺めて、忘れないように。

 

この場所も、ここでの出会いも時間も、本当にありがとうございました。
宝物やなあと、本当に思います。

何度も言いますが、実店舗がなくなってもutanotaneの活動はつづけていきます。

SNSやホームページの更新も変わりなく。オンラインストアでの販売やイベント出店、イベント企画もしていきます。どうぞこれまでと変わらず見守っていただければ幸いです。(またいつか場所を持ちたいと思ってはいますが時期は未定です)

取り急ぎは、2018年7月に長野県松本市でpompomたち(2017年9月にutanotaneでグループ展を開催 http://utanotane-shop.com/archives/2714)との合同企画があるので、これから急ピッチで準備を進めていかねばと思っているところ!

秋にはイベント出店のお話もちらっとお声がけいただいたので参加するかもしれません。また何か決まればいつもどおりSNSやホームページでお知らせしていきます。

ありがとう。ありがとう。

またどこかで、お会いしましょうね。

 

関連記事