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2016-07-21

#blog she see sea のこと

はじまりは忘れてしまったけれど、たぶん2014年の秋、大阪のSEWING GALLERYでイケダユーコさんと出会った日かもしれない。

2014年の秋から冬に、大阪でイケダユーコさん、福岡でムツロマサコさんと出会い、なんとなくイワサトミキさんを思い出した。絵描き・イラストレーターとして活躍している3人の作風が似ているわけではない。作品と向き合っている姿を見て、自分のなかで感じるところが似ていたんだと思う。笑ったり、悩んだり、凹んだり、ちょっとそそっかしかったり、人間らしいところ。3人の絵はもちろん大好きだったけれど、1度2度と会うたびに人柄も大好きになっていく。そんなところ。

ぼんやりと、三人展がしたいと思いはじめた。

2015年の5月、福岡から遊びに来ていたムツロマサコさんと高知で再会して、ちらりと尋ねてみる。「三人展をしてみたいのだけど…」。ムツロさんは笑顔で受け入れてくれて、「そのメンバーはtooriも喜びそう」と言う。

そうだ、tooriさんにも声をかけてみよう。
すぐに福岡のtooriさんにメールした。

思い立ってから数週間も経たないうちに、偶然お互いの旅の途中だった名古屋で落ち合うことができて、カレーを食べながらいろいろと話をした。以前福岡へ行った際に挨拶したときにはこういう話をすることになるとは思わなかったけれど、会って2回目で一緒に企画をすることになっていた。tooriさんとは絵の好みが似ていたようで、度々作家さんを通して名前を聞く存在だったから、恐れ多くも、なんとなく縁を感じていたし、なんとなくいい企画になるような気がしていた。

それから、福岡で暮らすtooriさん、ムツロマサコさん、大阪で暮らすイケダユーコさん、四国で暮らす香川のイワサトミキさん、徳島のuta no taneとの、海を越えた打ち合わせがはじまった。

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「海がテーマはどうだろう」
「冊子をつくりたい」
「じゃあ冊子の原画展ということにしようか」
「”海を見ている”というのを3人の作品の共通のタイトルにしたらどうだろう」
「英語にしたらshe see sea。シーシーシーって響きがいいな」

約半年かけてコンセプトが決まって、約4ヶ月で作品を仕上げていただいた。

(大変面倒くさいところの詳細は端折ります)

そして、アートブック『she see sea.』が出来上がった。

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6月、tooriさんで『she see sea.』出版記念展を開催。
さすがのセンスあふれるディスプレイでした。

さて、徳島での展示はどうなるでしょうか。。

壁面の少ないtooriさんではできなかった、原画をしっかり見せる展示ができればと思います。

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福岡・tooriにて。
福岡で暮らすムツロマサコさん(左)、大阪で暮らすイケダユーコさん(中)、香川で暮らすイワサトミキさん(右)。

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この3人にこうやって会いたかったのです。

 

次は徳島で。

 

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