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2016-03-19

#blog 戸なし棚がやってきた

新しく店に仲間入りした戸棚。

サイズ感とか色とかディティールとかが探していた雰囲気にぴったりで、何度も何度も迷った挙句、迎え入れてしまった。結果、とても気に入っている。戸棚と言っても「ガラス戸は使わないから」と無理を言って、そのうえ値切って買った「戸なし棚」だ。古いものだから、きっと長く連れ添ってきたであろう棚と戸を、離れ離れにしてしまうことは忍びないという気持ちもあったのだけど、少しでも安くしてもらえるならと意を決した。

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utanotaneにやってきた戸なし棚の役割はいくつかある。

utanotaneのものとKIGIPRESSの制作資料がごたごたと整理できずに溢れかえっていたスペースを整頓すべく、棚の裏は新しいストックルームになった。トイレの扉もこれでようやく隠せた。笑

もちろん什器としても、アクセサリーや器を置いても似合う棚がずっと欲しいと思っていたので、まさにこの棚はぴったりだった。これまでは木箱を積み重ねた棚しかなかったので、アクセサリーや器の展示をしてみたいと思っても、utanotaneには似合わないような気がずっとしていたのだ。

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さっそく、徳島の木のコモノ作家 ivory+さんのブローチたちを展示。今までのutanotaneではできなかった、とても良い感じのディスプレイに!

週末から始まる mellow glassさんのガラス作品たちにもきっと合う。冬に予定している展示にも、これからお願いしたいと考えているアクセサリー作家さんにもきっと合うだろうし、陶器や木工の展示もしたくなる。楽しみだなあ。

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この棚は、5年目とそれからのutanotaneの希望でもあるし、覚悟でもある。

戸を失ってやってきた棚になんだかとても責任を感じているのだけれど、それは、この子と少しでも長く一緒にいてあげなくては、という覚悟にも似た感情。この場所でもうしばらく、あと少しでも長く、続けるという覚悟。

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あーあー、買っちゃったなあ。続けちゃうんだなー、わたしは。

35歳を目前にして、アラフォーへと向かう複雑な心情に日々憂いながらも、やっぱりutanotaneという場所があることがわたしは好きなんだなあと、呆れながら思うのだ。

 

 

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