#レポート 素描とおはなしの会
素描家しゅんしゅんさんが広島から来てくれた2月7日と8日のこと。
しゅんしゅんさんの在廊中は、ばたばたすることなく、ゆっくりで、一人一人とゆったりとお話できていたみたい。偶然にもお客さまとの間にいろんな共通するコトがあったりして、今思い返せば、その瞬間は店内にぽんっぽんっと星がきらめいたみたいにみんなが笑顔になって、その雰囲気が心地よくて、わたしも嬉しい気持ちになれた。
「いい仕事を選んだわね。絵は人を幸せにするから」
と、しゅんしゅんさんはお祖母さんから言われたことがあるそうだけど、それは絵だけに限らず、しゅんしゅんさんには場の空気を和ませたり温かくしたり、そんなチカラがあるんじゃないかと思った。
2月7日(土)18時30分開場。「素描とおはなし会」がスタート。
わたしが断りきれない性格なばっかりに、なんとかぎりぎりまで申し込みを受け付けたので、店内は想像以上にぎゅーぎゅーになってしまった。窮屈な思いをさせてしまったかもしれないけれど、本当にたくさんのお客さまにお越しいただき感謝感謝でした。
「どんなお話をするのだろう」と、少し緊張されてたお客さまもいたようだったけれど、そこはやはりしゅんしゅんさんの雰囲気で、何気ない会話からいつのまにか「お話」ははじまって、お客さまも自然といつのまにか和やかな表情になっていった。
わたしがしゅんしゅんさんの素描と、しゅんしゅんさんご本人に出会ったときのお話。それからしゅんしゅんさんもライブドローイングのことや素描集のこととか、いろいろ自然な流れでお話をされていた。のだけれど、正直なところ、わたし自身いっぱいいっぱいになっていて、よく覚えていなくてすいません。。笑 参加費を受け取ったり、ドリンクをお出ししたり、なんやかんやしていて、落ち着きがなかったわたし。。とにかくみなさんが楽しそうにしてくださって興味深くしゅんしゅんさんのお話を聞いてくださっていたので、それだけ感じれたことで安心していた。
お話をはさみながら、ライブドローイングへ。これまではアーティストの演奏にあわせてその場で素描をしたことはあったけれど、BGMだけで素描をして見せるのは今回がはじめてのことだったそう。
しゅんしゅんさんお手製の台にカメラをセッティングした机で、BGMに合わせながら素描をはじめて、その手元が壁に投影される。少しずつ少しずつ、点が、線が、絵に変わっていく。
素描は3曲・3作品を描いていただいて、そのうちの1つをその場でプリントしてポストカードに。(プリンタが言うこと聞いてくれなくて、かなりだいぶものすごく焦ったのも、終わってみれば良い思い出です。。)
素描の2つ目に描いてくださったのが、「はなうたうたうモノとコト」というuta no taneのテーマにしている言葉。しかもそのドローイングに合わせた曲が、Lullatoneのアルバムの1曲だった。そのLullatoneのアルバムはわたしも持っていて、いつも店内でワークショップを開催するときとかのBGMに選んでいるアルバムだ。そんな話をしたことものなかったのに、この日、偶然選んでくださったのがその曲で、どきどきして嬉しくなった。
だけど、ポストカードに選んだのは3つ目に素描したもの。
だってとても素敵だったのです。
「素描とおはなしの会」のはじまりと終わりに、totto79さんの美味しいごはんたちをみんなで食べた。窮屈な会場で申し訳なく思いながらも、みなさん残さず食べてくださっていて安心。そして、わたしがプリンタのせいでかなりだいぶものすごく焦っていたので、そんな美味しいtotto79さんのごはんの数々を撮影できていなくって、とても後悔している。。
しゅんしゅんさん、tottoちゃん、参加していただいたみなさま、気にかけてくださったみなさま、ありがとうございました!